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第一回ピアノレッスンレポート

去る11月17日、リトモ新事務所内ピアノルームで「指導者のためのピアノレッスン」が開催されました。ご参加の先生方には朝早くから楽譜を片手に集まっていただきました。さて前半は、先生独自のショパンのエチュードを使った「つまみぐい練習」のレクチュア。一日30品目の食事をバランスよく摂るのと同じように、自分の体調や手の状態に合わせて、エチュードをチョイスしながら自力をつけていく練習を、実際に先生が演奏しながら具体的にわかりやすく解説してくださいます。この練習による成果の出かたは人それぞれですが、「つまみぐい練習」を続けることで一体どんな違いがでてくるのか・・・。

まず最初に歴代のピアニスト達の手の形を見せながら解説をされる先生。

そしていよいよショパンのエチュードを使った「つまみぐい練習」です。曲集の中から、様々な曲のフレーズを部分的に取り上げ「つまみぐい」していく先生独自の練習法。先生自ら演奏されながら、色々な手の使い方を解説してくださいます。

・スタッカートの仕方
・1の指のくぐらせ方
・パッセージのとり方・・・などなど

その他、たくさんの実例を挙げながら、わかりやすく説明していただきました。

「音楽を学ぶ時には、絵画や詩などをイメージしてみること。そしてそれを表現する為の音質や音色を作っていくんです。そしてこの音色を表現する為には、どのような処理をしていくのか(音の長短、重さ、強弱、その音がUPで終るのかDOWNで終るのか等)を考えるんです。」 

「先生自身が常に上昇していなければ、様々な生徒に対応できないんです。」と、まず先生自身の自己改革の必要性を参加者に呼びかける先生。

「感性を引っ張り出してあげる。それが先生の役目です。ただ残念ながら、感性というのは日々磨り減ってしまうもの。だから先生自身が音楽を学び続けなくては。先生方には常に前向きに進んでいただきたいんです。」
まっすぐ自分をみつめ、時間をかけて自分で自分を鍛える。そのための「つまみぐい練習」だったんですね。

さてご参加の先生方の中には、使用したピアノの上にクッションが積み上げられているのに気づかれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。「リトモのスタッフって、整理整頓しないのかしら?」

いえいえ、これは残響を調節するためにわざとランダムに置いたのでした!

後半の質問コーナーでは、先生自身の演奏に関する疑問や、日頃のレッスンについての悩みなど、様々な質問にお答えいただきました。

「ピアノを始めたばかりの小さな子どもにどういうレッスンをしたらよいのか」
「大人の初心者の方にレッスンをする場合、ご本人の弾きたい曲とテクニックとの間に大きな差があるのだが、先生はどのように対処されているのか」・・・などなど

最初は遠慮がちに手を挙げていらっしゃった先生方も、先生の的確なお答えに、だんだん積極的に手を挙げて質問をされていました。

レクチュア終了後にいただいたアンケートから、たくさんの先生方の声をいただきましたので、一部ご紹介します。

「先生がエチュードを実際に弾かれながら、どの部分をどの程度練習したらよいかという
具体的なことが聞けてよかったです。」

「まとまった時間が取れない中での有効な練習法や手の使い方に、目からウロコが落ち
るようでした。」

「日々の練習方法にあらためて気づかされ、今私自身が練習上困っている曲のパッセージ
をクリアするヒントになりました。」

「久しぶりに自分のためのレッスン方法の講座を受けたので、ぜひ帰ったら実践してみます。」

「先生の実体験に基づいた具体的な解説つきのレクチュアなので非常に興味深く、有意義
でした。」

さて今回のレクチュアは、ご参加いただいた先生方にも大変ご満足いただけたようです。
受付をしていたスタッフによると、ご参加の先生方の表情がレクチュア開始前と後では全く違い、充実感溢れたはつらつとした表情で帰って行かれたそうです。自分自身を鍛えることの大切さをあらためて感じていただけたのではないでしょうか。

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